ドーパントの正体は山村康平(橋爪遼)ではなかった!
唖然とする仮面ライダーW(ダブル)の前にはバイラス・ドーパントが。が、W(ダブル)はバイラスの攻撃をまともに浴びてしまい、逃がしてしまう。変身を解除した翔太郎(桐山漣)は、またも不思議な思いに捕らわれる。
「あのドーパントがまだ泣いている気がするんだ…」。
翔太郎、フィリップ(菅田将暉)、亜樹子(山本ひかる)の3人は改めて事件を整理。バイラス・ドーパントの正体を探そうとするが、康平の他に復讐の動機があるもの、幸(松岡璃奈子)の婚約者・湯島(坂田鉄平)ではないか、と推理する。
翔太郎はさっそく湯島を訪ねるが、しかし湯島はバイラス・ドーパントに襲われていた。翔太郎はW(ダブル)に変身、またも逃げられてしまうが、湯島がドーパントではないことは明らかになった。事件はまた振り出しに戻ってしまう。
バイラス・ドーパントの正体は誰なのか?バイラスのメモリを買い、一番復讐したいと思うのは…。
「それってやっぱ…ひき逃げされた本人だよね」。
そんな亜樹子の一言にフィリップが反応した。
翔太郎らは幸の体を調べ、生体コネクタを発見。バイラス・ドーパントが幸本人であることを確認する。つまり怒りや憎しみといった感情が精神そのものをドーパントに変異させていたらしい。
そんな事実をつかんでいた霧彦(君沢ユウキ)も名誉挽回とばかり、実験を進めようとするが…。
フィリップは地球の本棚に幸を呼び出し、湯島にまで復讐しようとした理由を聞き出す。実は湯島は結婚詐欺師、その正体を知った幸はガイアメモリを購入したのだが、その矢先車にひき逃げされてしまった。以来、幸は復讐の鬼と化し、バイラス・ドーパントとなって恨みを晴らしてきたのだった。フィリップの説得にも応じない幸はバイラス・ドーパントとなって湯島のもとへ。翔太郎は湯島を守りつつ説得するが、すでに幸の心はドーパントに飲み込まれつつあった。
翔太郎とフィリップはW(ダブル)に変身、苦い思いを噛みしめつつバイラス・ドーパントにとどめを刺した。
命拾いし喜ぶ湯島に怒りのパンチをお見舞いする翔太郎。
「お前を殴ったのは俺の拳じゃない、幸さんの心だ」。
唖然とする湯島に翔太郎は怒りの言葉を投げつけて去っていく。