超高層ホテルの地上74メートルに架けられた全長25メートルの鉄骨渡り。2本の鉄骨の橋に、それぞれ高圧電流が流れていると聞いた参加者たちは、次々と権利を放棄。しかし、利根川が3着以下の人間にも参加を認めたことから、カイジ、佐原、石田を含めた10人が鉄骨渡りに挑戦することになった。 やがて、アミダで、鉄骨を渡る順番が決まった。右の橋は、太田、佐原、西田、藤野、秋川の順。左は、中村、中山、カイジ、石田、小泉の順だ。カイジは、ビビる参加者たちの靴に照準となる線を引き、それを鉄骨に合わせるように言う。おまじないのようなものではあったが、少しは参加者たちの恐怖をまぎらわせた。今回は、競争ではないため、後から押される心配はないのだ。
別室でVIPが優雅にこのショーを見物する中、参加者たちは、太田と中村を先頭に、掛け声を掛けながら、鉄骨の橋に足を踏み出した・・・。
カイジ