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第8話 Cを探せ / ダンシングヒーロー 【仮面ライダーW】
動きの速いコックローチ・ドーパントにメモリ4本も奪われてしまった仮面ライダーW(ダブル)。変身を解除した翔太郎(桐山漣)はカリスマ高校生ストリートダンサーの弾吾(森崎ウィン)に「お前のせいだ!」と詰め寄るが、弾吾は「あいつとは完全に終わった」と放心状態。
事務所に連れて行き、改めて事情を聞くと、風花高校に現れる怪しい奴=コックローチを捕まえろ、という依頼を投げ込んだのは弾吾だったことがわかる。パートナーだった千鶴(藤井玲奈)を守るためだったが、なぜ千鶴がターゲットになっていることがわかったのか。実はコックローチ・ドーパントが運営する闇の害虫駆除に千鶴を狙うよう依頼したのも弾吾だった。
パートナーとして良好な関係を保ち、ヘブンズトルネードの練習も始めていた弾吾と千鶴だったが、突然千鶴はダンスを辞め水泳部に入部。シンクロナイズドスイミングを始めてしまった。千鶴に対し怒り、意気消沈した弾吾は、まさか本当に駆除されるとは思わずに怒りにまかせて闇の害虫駆除のサイトに千鶴の名を書き込んでしまったという。
なんとも身勝手な話だが、いずれにしてもコックローチからメモリを奪い返さなければ。が、フィリップは弾吾が千鶴と仲直りすれば、ヘブンズトルネードが見られると判断。翔太郎の言葉を無視して2人が仲直りする方法を考え始める。
仕方なく一人でコックローチ・ドーパントを探し始めた翔太郎は、サンタちゃん(腹筋善之介)からコックローチ・ドーパントの活躍を描いた一冊のマンガ同人誌を入手する。内容があまりに事実と酷似しているため、コックローチ本人が作者ではないか、と噂されている一冊だ。目を通すと、風都タワーの位置などが現実とほぼ同じ。ということは、描かれているアパートがコックローチのアジトである可能性も…。
一方、フィリップは亜樹子(山本ひかる)とともに、半ば強引に弾吾と千鶴を引き合わせ、リボルギャリーの中に閉じこめてしまう。フィリップによると男女の仲直りの最高のシチュエーションを演出しただけらしいが、逆に2人は車内で大げんかを始めてしまう。
翔太郎はマンガに出てくるアパートそっくりの建物を発見。コックローチ・ドーパントで闇の害虫駆除のサイトを運営する伊刈(片桐仁)を突き止める。が、伊刈はまずは千鶴を駆除してから、とコックローチに変身。そのまま逃走してしまう。
奇跡的に仲直りに成功した弾吾と千鶴。フィリップのためにヘブンズトルネードを披露することになるが、その情報がコックローチ・ドーパントにバレてしまった。
いよいよだ、と目を輝かすフィリップだったが、そこへコックローチが現れ千鶴は足を負傷してしまう。
「せっかく2人の波がつかめそうだったのに…」。
そんな千鶴の言葉にハッとなったフィリップは、ヘブンズトルネードの鍵は波のリズムだったのか、と地球の本棚で鍵付きの本を開くことに成功する。
そこへ現れた翔太郎とともにフィリップは仮面ライダーW(ダブル)に変身。W(ダブル)は鮮やかなストリートダンスでコックローチを圧倒、弾吾もその動きに合わせ踊りながらコックローチを攻撃する。そして、なんとW(ダブル)とヘブンズトルネードを披露。最後はルナトリガーにフォームチェンジ、コックローチ・ドーパントを撃破する。
弾吾と千鶴は再びコンビとして活動を再開。イベントでヘブンズトルネードを披露するとフィリップに招待状を送ってくるが、すでにフィリップの興味は富士山へと変わっていた。招待状を放り捨て富士山について目の色を変えるフィリップに翔太郎もため息をつくしかなく…。