2002年春 ソウル仁川空港――誰にも真実を告げず、ひとり手術を受けるためにニューヨークへ旅立とうとしていた。 偶然の電話でチュンサンの病気のことを知ってしまったサンヒョクは、ユジンに事情を話し、急いで空港に車を走らせた。だが、飛行機はすでに出発した後だった。落胆するユジンとサンヒョク…。 その数日後、ユジンはフランス留学へと旅立った。辛い別れから半年、それぞれの生活はスタートしていた。 秋のニューヨークセントラルパーク…ユジンと歩いた懐かしいメタセコイアの並木道を思い出しながら、一人散歩をするチュンサン。 フランス・パリ。マカロンで有名なカフェで手紙を書いているユジン。それぞれの街に渡り鳥が来ると、忘れられないたくさんの思い出が二人の心に白い雪を積もらせてゆく。悲しくも、チュンサンの病気は進行していく…。二人の運命は…。
冬のソナタ