怒りを露わにした馬超が、韓遂のテント前に立っていた。自分の暗殺を韓遂に勧めていた武将を次々と斬り倒していく。韓遂をも彼は斬りつけた。テント外へ逃げる武将を追いかけると、韓遂の部下が次々と馬超に攻めかけてきた。そこへ弟の馬岱と徳が助けに入り、馬超軍対韓遂軍の争いが起こった。すると突然許が目の前に現れる。曹操軍が大軍を率いて攻めて来たのだ。全てが曹操の罠だったとは気付く間もなく、馬超は撤退を余儀なくされ、隴西へ逃れた。 一方、韓遂は腕を切り落とされたものの一命を取り留めた。そして曹操に投降し西涼侯に任じられた。そして曹操は劉備や孫権が動き出すのを恐れ、許昌へと引き上げていき、馬超の乱は終結を迎えた。
劉備軍はというと、諸葛亮が四郡の巡視に出ている間、臥龍・諸葛亮と勝るとも劣らない鳳雛と称される統が訪れた。彼が鳳雛であると気付かなかった劉備は、彼を県令に任じたのだった。しかし統の類まれなる知性を知るや、副軍師として迎え入れた。
最強武将伝 三国演義