22年前…1986年のとある教会。 葬儀の最中、突然柩の中から男が復活。顔に黒い血管が浮かんだファンガイア体に変身すると、弔問客からライフエナジーを吸収する。騒然となる中、男=ファンガイアはさらにスパイダーファンガイアに変身、次々と弔問客に襲い掛かる。 そこへ現れた一人の女性、ゆり(高橋優)は武器を手にスパイダーファンガイアに立ち向かう。激しい戦いはいつ終わるとも知れず…。
22年後、現在。めがねとマスクをした見るからに不審な男・渡(瀬戸康史)は今日も魚の骨を集めていた。人との関わりを絶つかのように不審な行動を続ける渡を、近所の主婦らは「お化け屋敷に住むお化け太郎」と噂していた。 その渡が住む古びた洋館に警察官がやってきた。あまりの悪臭に周辺住民から苦情が殺到しているらしい。厳しい質問にさらされそうになる渡だったが、唯一の理解者でもある少女・静香(小池里奈)の機転で救われる。その里奈によると、渡は自称“この世アレルギー”。世界のすべてに免疫機能が過剰反応を起こすというのだが…。 その屋敷の室内にはいくつものバイオリンがつるされており、壁にあるバイオリン型の巣箱の中ではキバット(声・杉田智和)が赤い目を不気味に光らせていた。
仮面ライダーキバ