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第4話 Mに手を出すな / ジョーカーで勝負 【仮面ライダーW】
フィリップ(菅田将暉)が抱えていた悩みとは家族のことだった…。突然の変調の理由がわかった翔太郎(桐山漣)は、必死で自らの過去を知ろうとするフィリップを慰めるが簡単に立ち直れそうにない。
ミリオンコロッセオに潜入した亜樹子(山本ひかる)から連絡が入った。バットショットで送られてきた映像を見ると、優子(妹尾友里江)が加賀(我修院達也)との最後のルーレット勝負に敗れ、マネー・ドーパントによって精気を奪われてしまうシーンが。
そんなマネー・ドーパントにスリッパで殴りかかる亜樹子。逆に締め上げられると、部下が黙っていないとあくまでも強気の発言を。
そんな様子を見ていたフィリップは携帯電話でマネー・ドーパントにルーレット勝負を持ちかける。賭けるものは6本のガイアメモリ。変身を解除した加賀は喜んでフィリップの挑戦を受け入れる。
そのころ園咲家では長女・冴子(生井亜実)と霧彦(君沢ユウキ)の結婚式が行われようとしていた。その前に…。霧彦がナスカ・ドーパントのガイアメモリを使いこなせるようになったか試したいという父・琉兵衛(寺田農)。霧彦は次女・若菜(飛鳥凛)が変身したクレイドール・ドーパントの攻撃を難なくさばき、ナスカ・ドーパントに変身。最後の一撃をしっかり受け止めると琉兵衛から婿として認められる。
悩みを抱えるフィリップに加賀との勝負は危険だ。なんとか悩みを取り除いてやりたいが…。フィリップを立ち直らせたい翔太郎だが、かける言葉すら見つからない。サンタちゃん(腹筋善之介)からいつものようにおもちゃをもらっても何にもならない…。
翔太郎とフィリップは迎えのバスに乗り込み、ミリオンコロッセオへ。フィリップはガイアメモリ6本、加賀は6つの山になったライフコインを賭けてのルーレット勝負を行うことに。序盤はフィリップが圧倒、次々と数字を当てライフコインを引き寄せて行く。最初は余裕だった加賀も思わぬ連敗に息も絶え絶えに。
「なぜこんな無駄な勝負を?被害者の家族に泣きつかれたか?」。
何気ない加賀のこの一言で形勢は一変する。フィリップが家族という言葉に反応したのだ。まったく数字が当てられなくなったフィリップはガイアメモリを奪われ、ついには最後の一本に。見かねた翔太郎はサンタちゃんからもらったトランプを偶然手にすると、すべてを賭けてのババヌキ勝負を加賀に提案。受け入れられる。
ババヌキが得意なはずな翔太郎だが、翔太郎の思考を完全に読み切る勝負師・加賀にはまったく歯が立たない。ついには最後の1枚。翔太郎はエースか、ジョーカーを選ぶところにまで追い込まれる。ここでジョーカーをひいては勝ち目はない。自らの決断に賭けようとするが、フィリップの存在を改めて思い出す。翔太郎はフィリップにサインを送りダブルドライバーを装着。フィリップと意識をつなげると、そのフィリップの意識を利用しみごとエースを引き当てる。
敗れた加賀はマネー・ドーパントに変身、仮面ライダーW(ダブル)に立ち向かうが、翔太郎と亜樹子を家族同然と認めたフィリップに精神的なもろさは消え去っていた。W(ダブル)はマネー・ドーパントを撃破、ライフコインを回収し持ち主に返すと、優子も元の通り両親が経営する和菓子屋を手伝うようになる。
風都でも存在を認められつつある仮面ライダーW(ダブル)。若菜の番組でも取り上げられ、大はしゃぎの翔太郎とフィリップで…。