秋のごたごたがようやく納まったかと思えば、季節はすでに12月。 「今年ってもう終わりなのか!」と人並みに驚きたいところだが、しかしまぁ、半年以上アイツと付き合わせられれば、非日常的な出来事も、普通に受け入れられるようになっていた…。慣れとは恐ろしいものだ…。
で、今回の団長命令とやらは、ハルヒによって自主制作映画のスポンサーに仕立て上げられた商店街の電気屋から、ストーブを譲り受けて来るというものだ。 ハルヒにしてはまともな用件なのが気にはなるが、部室にいても寒いので、俺は行くことにした。 …にしても、…オレがいない間、アイツはいったい何をしているんだ?
涼宮ハルヒの憂鬱