95年放送の『ルパン三世』テレビスペシャル第7作。第二次世界大戦中のマレー半島で暴れ回り、今なおその名を残す英雄ハリマオ。時価800億ドルといわれるその財宝のありかを示す熊、鷹、猿の三体のブロンズ像を巡って、ルパン一味と、ジェームズ・ボンドのモデルになったと自称する元スパイのアーチャー卿、その孫娘ダイアナ、ロイド保険の顧問弁護士ラッセル、そしてネオナチが動き出す。
パリ-ロンドン間を結ぶユーロトンネル爆発事件に始まり、舞台はアムステルダム、そしてバンコクへ。長年ルパンを演じた山田康雄の後を引き継ぎ、劇場版『くたばれ! ノストラダムス』に続いてテレビスペシャル版でも本作より栗田貫一がルパンを演じており、なかなかの健闘ぶりを発揮している。
ルパン三世