90年放送の『ルパン三世』テレビスペシャル第2作。財宝のありかが記されているという文豪アーネスト・ヘミングウェイの遺稿が、地中海のコルカカ島にあるという。単独で島へ向かうルパンだが、そこはコンサノ一家とカルロス大統領が二手に別れ、内戦の真っ最中。さらに次元はコンサノに、五エ門はカルロスに用心棒として雇われていた。死の商人マルセス、超一流の殺し屋クレイジー・マッシュも不二子と共に島に乗り込み、どちらにもつかず孤独にバーを経営する、実はレジスタンスのマリアも巻き込んで、大がかりな宝探しが始まる。今回、敵対せざるを得ない次元と五エ門が向かい合い、それぞれのボスをごまかす策に出る場面は、『ルパン三世』全シリーズ中でも屈指の名場面。
ルパン三世